介護職で働く魅力は、他の業種と比べ年齢に関係なく活躍できることです。働いている人の年齢層が広く、年配の方も多いことが特徴として挙げられます。介護する対象が高齢者ということもあり、年齢を重ねた人の方が利用者にとってプラスに働くこともあります。例えば利用者と世代が近いため話が合い、これまでの人生経験を活かせることです。若い世代の人も利用者と話をすることはできますが、世代が近い方が趣味や昔の話で意気投合しやすいでしょう。利用者から信頼を得るためにも、話が合うことはプラスになります。
介護職で働くその他の魅力は、今までやっていた家事スキルや培ったコミュニケーション能力を活かすことができることです。介護士の業務である食事介助、入浴介助、掃除や洗濯などの生活援助などは、無資格でも行うことができます。資格がある方が給料面などで有利になりますが、無資格でも働けるところも介護職の魅力でしょう。
介護職は、60歳を超えた定年退職の人にセカンドキャリアとしても選ばれています。体力や健康管理に問題がなければ何歳からでも挑戦できるのが介護職の良いところです。60歳以上のシニア世代が介護職に就く場合は、新しい職場のルールに慣れる、年功序列にこだわらない、スマホなど機器の扱いに慣れることなどが必要です。これまで培ってきたものを一新することは大変かもしれませんが、これまでの経験を活かしつつ新しいことも受け入れる心構えを持っておくと良いでしょう。